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持ち主に次々と不幸な死をもたらした呪いの宝石「ホープ・ダイヤ」。ワシントン・スミニアン博物館に保管されている同ダイヤモンドとルイ14世の「ブルーダイヤ」が同一である確証が得られたと、仏国立自然史博物館が11月19日に発表した。
世界中の宝石商が語り継ぐ昔話です。
とあるインド寺院の神像の目には、それはそれは美しいダイヤモンドが埋め込まれていたそうな。そのダイヤは青く輝き、信仰の対象であるとともに芸術品でした。しかし、フランス人冒険家のタヴェルニエが海より深いブルーダイヤの輝きに理性を飲み込まれ、盗んでしまいました。それがすべての始まりでした。
1666年、その男は海に溺れかけながらもダイヤをフランスに持ち帰ったのですが、せっかく美しいダイヤを手に入れたのに、破産、そしてロシアの草原で野犬にかみ殺されてしまったのです。男の死体は、それは見るに耐えない姿だったとか。
その後、このダイヤはフランスの太陽王ルイ14世の手に渡り、ハート型にカットされて「フレンチ・ブルー・ダイヤモンド」と呼ばれるようになります。ルイ14世が天然痘で病死したあと、ルイ15世の愛人デュ・バリーに、次にルイ16世王妃マリー・アントワネットへと受け継がれます。両婦人が奇怪な死に様であったことは有名な話です。フランス革命の混乱のさなかにダイヤは盗まれてしまいます。
30年後、謎の男が現れるまでダイヤの行方がわかりませんでした。その男はダイヤをオランダ・アステルダムの宝石商のもとに運び、再カット(研磨)。67.5カラットのダイヤは、楕円形の45.52カラットになります。しかし、謎の男はダイヤを宝石商の息子に盗まれてしまいます。息子は窃盗の罪を認めて自殺、父はショック死の最後をとげます。
その後、ロンドンの実業家ダニエル・エリアソンが手に入れ、その数日後、落馬で死亡。遺品であるダイヤは、ロンドンのオークションに出され、銀行家ヘンリー・フィリップ・ホープが競り落とします。しかし、ダイヤを手にしたヘンリーは破産してしまうものの、一族が4代に渡って所有し続けた・・・が、火事で全員が焼死し一家滅亡。このころから、「ホープダイヤ」と呼ばれるようになります。
一家を根絶やしにした青いダイヤは1909年、時計やライターで有名なカルティエ社が購入し、すぐに、アメリカの新聞王ワシントン・ポスト社のエヴァリン・ウォルシュ・マクリーン婦人に売りつけます。婦人は懸命に祈り続けたが、息子が9歳で事故死、娘が睡眠薬を飲んで変死、浮気好きの夫と夫婦仲が悪くなり夫は発狂して死亡、それを追って婦人は肺炎で亡くなった。
1949年、彼女が死んでから、宝石商ハリー・ウインストンが購入し所有。彼は10年後の1958年に、ワシントン州のスミニアン博物館にダイヤを寄贈した。これで終わったかと思えたダイヤの魔力だったが、マリリン・モンロが映画の中でダイヤを身につけ、変死しました。
青い魔石は今もなお博物館の金庫の中で、美しく不気味な光を放っています。
どこまでが本当の話かわかりませんが、半分近くは事実でしよう。だって、ブルーダイヤが存在していることは紛れもない真実なのだから。
ほなな



